インプラント植立部分に必要な量の骨がない場合に、その部分に骨を再生させる方法。
■自家骨移植
現在、移植材として自家骨がもっとも予知性の優れている材料であるが、移植骨採取手術の侵襲と採取量に問題がある。
自家骨の生物学的分類
1. 海綿骨髄移植(粉砕管移植)
骨誘導の観点からもっとも大切な骨前駆細胞を海綿骨とその内骨膜から多量に移植でき、かつ血液供給の再開が早い。
2.皮質海綿ブロック骨移植(ブロック骨移植)
移植材として長い歴史を持ち、骨伝導能に優れ、骨新生の足場を与える格好のフレームワークである。しかし、骨前駆細胞なしで移植し、血管のイニングロースを困難にするので骨前駆細胞が生存できなくなる。
3.血管板付骨移植
自家骨採取部位
外傷による骨欠損に自家骨移植を伴うインプラント治療をおこなった症例
1 次手術時所見![]() ![]() |
自家骨をライビンガースクリューにて固定![]() ![]() ![]() |
2 次手術時所見![]() ![]() |
補綴物装着前![]() ![]() |
内冠セット時![]() |
最終補綴物装着![]() |
感染のため骨欠損を生じたインプラントに自家骨移植を行なった症例
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チタンメッシュを用いた自家骨移植
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二次手術![]() |
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