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一般歯科診療科目/口腔外科

口の中や外の異状についての外科的治療、炎症、のう胞、外傷等に対する手術
  • 口腔外科で扱う疾患には、口腔粘膜や舌など軟組織の疾患や、顎骨などの硬組織の疾患があります。これらは先天性及び後天性異常、外傷、炎症、粘膜疾患、のう胞、腫瘍、血液疾患、神経性疾患に大別されます。
  • 治療の主体は外科的療法で、抜歯のほか、炎症処置、のう胞及び腫瘍の手術、歯肉・口腔粘膜の手術、外傷・骨折の手術などがあります。

口腔外科で扱う疾患の例

【智歯周囲炎】
 

 現代人は下顎骨が退化傾向にあるため歯列中最後に萌出する智歯(親知らず)は萌出不全、位置異常、方向異常(水平位)などを起こしやすく、解剖学的な理由等(歯列後方不潔域に位置する.周囲歯肉が厚い等)で周囲に炎症を発生しやすい。
智歯抜歯本数 268本(2005年1月〜12月)

【顎関節症】
  近年、顎関節症で来院される方の頻度は非常に高くなっています。
顎関節は、他の関節にない複雑な動きをするため、動きをコントロールする神経や筋肉の調和が乱れたとき、様々な障害が出てきます。
そのなかで、他に明らかな原因がなく、顎を動かすとき顎関節や筋肉に痛みを生じたり、雑音がしたり、関節が引っかかり口をあけにくくなったりする疾患を総称して「顎関節症」と呼びます。
その他に、肩こりや頭痛がしたり、硬いものをかむと関節に痛みがしたり、関節や筋肉を押さえると痛みがするなどの症状があります。









【ドライマウス(口腔乾燥症)】
  ドライマウス(口腔乾燥症)とは、何らかの原因で唾液の分泌が少なくなり、口の中が乾きやすくなっている状態を言います。
唾液には、粘膜保護作用、消化作用、洗浄作用、緩衝作用、潤滑作用、抗菌・免疫作用、味覚を助ける作用、歯の石灰化作用などのさまざまな働きがあり、唾液が減ることによって、いろいろな症状が現れます。
自覚症状としては、口やのどが渇く、口の中がねばねばする、口の中が赤い、舌がざらざらする、舌がぴりぴりする、舌がつるつるになっている、パンなどのかわいた食べ物が飲み込めない、味がおかしい、口角や唇が荒れる、口臭、入れ歯などで口の中が傷つきやすい、総入れ歯が落ちやすいなどがあります。また、唾液の減少により、虫歯や歯周病になりやすく、高齢者ではカンジダ症が発症することもあります。
ドライマウスの原因は、さまざまですが、1)唾液分泌能力が低下している場合、2)唾液分泌は正常で体の水分量が減少している場合、3)唾液分泌は正常だが唾液の蒸発量が多い。のパターンがあります。1)では加齢による唾液腺の萎縮や放射線治療の後遺症、シェーグレン症候群、薬の副作用(利尿剤、降圧剤、抗ヒスタミン剤、抗うつ剤、抗コリン剤、気管支拡張剤等)などがあります。生活習慣やストレスが原因と考えられる場合もあります。2)では脱水、糖尿病、腎疾患、尿崩症など、3)では口呼吸やいびきなどがあります。シェーグレン症候群では涙腺にも炎症性の変化が起こります。
ドライマウスの治療は原因を見つけ、対処できるものは原因の除去に努めます。ただし、原因がわかっても取り除けないものもあり、保湿剤や人口唾液による症状を和らげる治療となる場合もあります。
 
【口腔カンジダ症】
  口腔カンジダ症は、真菌に属するカンジダ菌による感染症です。
カンジダ菌は病原性が乏しい口腔内常在菌で、宿主の抵抗力が低下し、菌交代症や日和見感染症を起こした場合に、「口腔カンジダ症」が発症します。
口腔粘膜に白斑、発赤、疼痛などの症状が現れます。
↓診察後、抗真菌剤にて治療
      
【粘液のう胞】
  口腔内の粘液腺から分泌される粘液が貯留して生じるのう胞です。
自覚症状は異物感のみですが、つぶれて消えても再発するため摘出します。
【歯根のう胞】
  虫歯などにより歯髄壊死(歯の神経がくさる)を起こした場合や、歯髄除去(歯の神経を取る)を行った後、感染を起こしたとき、歯の根の先の部分に膿がたまって「のう胞」が形成される場合があります。大きなものでは摘出が必要な場合があります。
【唾石症】
  唾液腺またはその導管に「唾石」ができる疾患。
唾液の排出が妨げられるため、痛みや腫れを生じます。
【舌小帯癒着】
  舌小帯(舌の下のスジ)が短い場合、舌運動障害の程度に応じて小帯を切離する手術が必要になります。
【扁平苔癬】
  皮膚および口腔粘膜にみられる慢性の炎症性角化症で頬粘膜に好発します。線状、網状などの白色病変やびらん、潰瘍などを生じます。40〜50歳代の女性に多いといわれます。

           
【顎骨のう胞】
  歯根のう胞以外にも、顎の骨の中にのう胞が作られる場合があります。周囲を圧迫したり細菌感染を起こした場合は摘出します。

術前

術後

術後
【歯牙腫】
  歯原性腫瘍のひとつで象牙質を主体として構成されています。周囲を圧迫したり細菌感染を起こした場合は摘出します。
【歯性上顎洞炎】
  歯周炎や根尖部の病変、抜歯創などから上顎洞に炎症が波及したもの。頬部の腫れや痛みが起こります。
【舌ガン】
  口腔のがんの中では最も頻度が多いといわれています。表在性に発育するもの、外向性に発育するもの、内向性に発育するもの、潰瘍を伴うものなどの様々なタイプがありますが、治療には早期発見が重要となります。

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